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院長ブログ
顎の成長
顎の成長
顎の成長は、歯の萌出に伴い大きくなります。例えば、前歯の永久歯が萌出する前に乳歯の前歯に、隙間ができてきます。側方に大きくなっているためです。
また、6歳臼歯(第1大臼歯)が萌出する前に、乳歯列の後方に隙間ができてきます。
顎の後方の成長により、全体的に前方に出ます。
上下顎の成長について見てゆきましょう。
上顎の成長
上顎の成長は、個人の遺伝的要因や環境要因によって異なりますが、一般的な成長パターンがあります。
1. 幼少期から思春期: 幼少期から思春期にかけて、上顎は急速に成長します。この時期には、歯の生え変わりや顎の成長が活発に行われます。栄養や適切な口腔ケアが成長に影響を与えることがあります。
2. 成長期後半から青年期: 成長期後半から青年期にかけて、上顎の成長は比較的安定しますが、まだ成長の余地があります。この時期には、歯の位置が定着し、顎の骨が成熟していきます。
3. 青年期以降: 青年期以降も、個人によっては上顎の微小な変化が見られることがありますが、大きな成長はほとんど見られなくなります。
下顎の成長
下顎の成長も個人によって異なりますが、一般的な成長パターンは次のようになります。
1. 幼少期から思春期: 幼少期から思春期前にかけて、下顎は急速に成長します。この時期には、乳歯が一部永久歯に生え変わり、顎の骨が拡大します。歯の噛み合わせや顎の形成に大きな影響を与える時期です。
2. 思春期前期から 下顎の成長は安定してきます。
3. 思春期から青年期: 思春期から青年期にかけて、身長が伸びる時期に下顎もまた成長をします。乳歯は永久歯に生え変わります。思春期後期から顎の骨が成熟していきます。この時期には、歯の噛み合わせが安定し、顎の形状が定着します。
4. 青年期以降: 青年期以降も、個人によっては微小な変化が見られることがありますが、大きな成長はほとんど見られなくなります。
上下の顎の成長量、速度のバランスがとれていることが重要です。
上顎の成長は普通に成長したが、下顎の成長が良くない場合、上顎前突になります。
逆に上顎の成長は過度に成長し、下顎の成長が普通の場合、上顎前突になります。
同じように、下顎の成長は普通に成長したが、上顎の成長が良くない場合、下顎前突になります。
逆に下顎の成長は過度に成長し、上顎の成長が普通の場合、下顎前突になります。
また、上顎に対して下顎が左右に偏移し成長した場合、顔がゆがんでしまいます。
このように顎の成長は、歯並びや顔の形に大きく影響を及ぼします。
心配な方は成長期に歯科矯正を訪ねてください。